摂食・嚥下障害で効果が出せる知識と技術2日間セミナー
食事前の姿勢調整・摂食動作・呼吸調整手技・ムセや誤嚥時の対処法
- 開催のねらい -

困ったケースで介護職・看護職・リハ職などの多職種連携がうまくいく臨床の実践

超高齢化・健康長寿社会において高齢者の健康問題における低栄養予防のためには、医療・介護分野でより連携を強化した取り組みが求められています。

現状、通所系サービスの現場では摂食・嚥下障害に対するアプローチ及び専門職との連携が少なく、ご利用者は一見、栄養状態に問題がないように見えても「低栄養または低栄養のリスクあり」の割合が多いことが示されています。また介護保険施設に入所している要介護高齢者の64%が摂食嚥下障害を有しているという統計もあります。

住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるためには、栄養状態の維持・改善のための摂食・嚥下機能の把握や介入、適切な食事提供が重要となります。そのためには、身体の状態を掌る「姿勢」が重要なポイントとなります。

このセミナーでは、「むせる」「飲み込みに時間がかかる」「歯のせいで食べにくそうにしている」など、介護現場でよく目にする課題に対して、ご利用者の生活の質を高めるための姿勢・摂食・嚥下へのアプローチを多角的な視点から学びます。

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- 開催概要 -
【日 程】

(東京)2020年1月18日(土)~19日(日)各日10:30~15:30

(名古屋)2020年2月8日(土)~9日(日)各日10:30~15:30

【会 場】

(東京)読売理工医療福祉専門学校(東京都港区芝5-26-16)

(名古屋)オルバースビル4F貸会議室(愛知県名古屋市中村区名駅南1-19-27)

【講 師】

森 憲一氏(オフィス森 理学療法士)

【参加費】

<2日間>18,000円(税・資料代込み)

■読売理工医療福祉専門学校 JR田町駅から徒歩2分/都営地下鉄三田駅から徒歩1分
■オルバースビル4F貸会議室 名古屋駅から徒歩5分
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- セミナー内容 -
参加する3大ポイント

(1)正しい姿勢・食物残留音・呼吸状態の注意点が分かる

(2)姿勢・摂食・嚥下のアプローチに必要な知識と技術の共有の必要性が分かる

(3)翌日の現場ケア・リハビリテーション場面ですぐに使える実技を体験

1日目:姿勢・摂食・嚥下障害【初級編】

電動ベッドと座位での姿勢のつくり方

(1)摂食・嚥下に関わる器官の特徴と構造

・頭頚部の特徴について
・機能解剖について
・触察による舌骨、甲状軟骨の確認

(2)運動学・生理学的視点

・運動学について
・筋収縮の生理学について
・神経機構とその障害について

(3)姿勢と嚥下の関係

・姿勢と嚥下の関係について
・くびの角度と嚥下
・誤嚥防止機構と姿勢

(4)ベッド上や車イス上でのポジショニング

・ポジショニング
・治療的誘導と介入
・筋の形態と徒手的治療手技

(5)呼吸と嚥下&直ぐに使える技術と熟達が必要な技術

・家族を含めた誰でも実践できる安全で即時効果が期待できるテクニック
・坐位での呼吸操作
・咳嗽介助によるムセに対する対応

ほか

2日目:姿勢・摂食・嚥下障害【中級編】

車椅子座位と臥床での姿勢のつくり方

(1)食事動作時の舌操作

・ポジショニング
・治療的誘導と介入
・筋の形態と徒手的治療手技

(2)座位での呼吸操作

・骨盤からの操作法
・頭頚部、舌のコントロール

(3)咳嗽介助によるムセに対する対応

・呼吸における胸郭の動きの確認
・ムセにおける呼気介助のタイミングと方向

(4)背臥位で呼吸を用いた姿勢調整の体験

・ゆっくり休めるための背臥位のポジショニング
・呼吸運動を用いた姿勢と起居動作操作

(5)呼吸を用いた背臥位での姿勢調整の操作の実際

・ポジショニングに必要な床と腰背部の接触状態の確認
・呼吸介助と腰背部への感覚入力 タイミングと方向

(6)摂食・嚥下ができる体づくりのための起居動作誘導

・床との接触面の変化に伴う体の変化の体感と操作
・フェルデンクライスの考えをもとにした治療者・介助者の体づくり

ほか

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- 講師紹介 -
森憲一

森 憲一 氏(もり けんいち)

京都府出身。1998年 理学療法士免許取得後、田原病院を経て2004年大阪回生病院入職。2013年より同技師長 及び 神戸大学臨地准教授。2019年より、おもて整形外科・骨粗鬆症クリニックの副院長に就任し現在に至る。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・柔道整復師・鍼灸師の大学及び養成校 14校 延べ20学科の授業を担当し、現在 養成校5校の教壇に立つ。徒手・脳卒中・地域・臨床教育・管理運営 計5種の認定理学療法士とフェルデンクライス プラクティショナーの資格を保有し、中国・ベトナムをはじめとしたアジア諸国、国内では全国及び都道府県理学療法士会主催講習会にて現職者教育に従事。年間200時間以上の講演・講義を実施。主な演題は、『運動器疾患』『スポーツ(障がい者スポーツを含む)』『脳卒中』『メンズ・ウィメンズヘルス』『摂食・嚥下』『臨床教育』『職場におけるマネジメント』であり、現在まで13本の執筆・投稿・監修・Web教育システムへの投稿を行っている。

- 摂食・嚥下障害の方へのアセスメントで注意すべき視点 -

食事姿勢・食物残留音・呼吸状態の3点です。頸部が伸展した食事姿勢では、咽頭と気道が一直線となり誤嚥リスクが高くなります。それを防止するための座位姿勢調整が必要です。また、治療者・介助者が食事を口まで運ぶ場合、その軌跡により頸部の注意を払う介助方法が重要です。嚥下後、食材や水分が残存すると発声時に“うがい”様のゴロゴロとした音(湿性嗄声)が聴かれます。リスクが高い方には、頻回に発声での確認を行うか、頸部聴診が有効です。嚥下時には呼吸が一時停止します。ゆっくりとした呼吸では飲み込みは容易ですが、姿勢や疾患が原因で呼吸が浅い場合は注意が必要です。嚥下の前に、大きな呼吸ができる操作が必要です。

- 多職種協働で効果を出すためのコツ -

知識と技術の共有です。座位・臥位でのポジショニング・福祉用具の使い方の技術、リスク管理の知識の共有あります。施設内での勉強会は、これら知識と技術の共有には有効です。

- 今セミナーの参加しどころ -

食事前の姿勢調整・摂食動作(操作)・呼吸調整手技・ムセや誤嚥時の対処法など、次の日の仕事から直ぐに使える知識と技術です。

- メッセージ -

摂食・嚥下障害をシンプルに整理し、運動体験や実技を交え知識と技術をお伝えします。苦手意識がなくなり、明日からの仕事で使える知識と技術が増えます。患者様・利用者様を思う熱い気持ちを持った皆様と、一緒に勉強できることを楽しみにしています。

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