タイムスケジュールと講座内容
認知症ケアの質を高めるためのヒントを多数ご紹介!
渡辺 哲弘氏
- 講師紹介 -
渡辺 哲弘氏(わたなべ てつひろ)
愛知県出身。
信州大学教育学部を卒業後、滋賀県の障害者施設・高齢者施設などの介護現場で17年間勤め、2014年に認知症ケアの研修講師として独立。現在は、介護事業所や病院での専門職向けの研修や公民館、学校等での地域住民向けの講演会など、日本・ハワイにて年間で約300回の研修・講演を実施している。その他の活動として、一般社団法人を立ち上げ「1日でも早く、一人でも多く、全国に伝えたい」を理念に、【認知症の基本】を職場や地域で分かりやすく伝えられる専門職の養成を実施している。
現場ケアでの自分の強み
なぜ?どうして?と常に理由を考えながら、自らのケアをふり返ることができる点
認知症の方への関わり方で重要視している点
認知症」と「人」、2つの視点を大事に相手をみること。
認知症の方の残存能力を奪わないために介護・リハビリの専門職として実践している事
「困った人を助ける」ではなく、「困らないようにする」ことの実践。
講演の中で一番の参加しどころ
私達が普段から当たり前のように使っている「寄り添う」という言葉の意味を正しく理解した上で、認知症の“人の気持ち”を大事にしたケアについて考える。
メッセージ
認知症の基本をふり返り、初心に戻ることを大切にお話させていただきます。
普段、私たちの誰もが利用者さんご本人のことを考え、「良かれ」と思ってしているのに、なぜ拒否がおこるのか?認知症の“人の気持ち”を大事にしたケアについて考えます。
<全ての会場で予定している当日の内容>
・「なぜ帰りたいって言うの!?」「なぜ怒るの!?」…
・なぜ、私たちのケアが「拒否」を引き起こしてしまうのか
・「認知症(疾患)」と「人」の両面から考える
・脳のしくみ~私達は普段どのように考え、どのように行動しているか?~
・アルツハイマー型認知症の記憶障害に焦点をあて、認知症の人の生活のしづらさを考える
・あなたの前の認知症の“ひと”は今、何を考えていますか?
・相手の「思い(想い)」を理解したしたケアとは など
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高原 達也氏
- 講師紹介 -
高原 達也氏(たかはら たつや)
東京都在住。
<職歴>
◇ベネッセコーポレーション=主に新規事業立ち上げを中心に携わる
(1)保育事業の事業開発【公設民営保育園、東京都認証保育園立ち上げ】
(2)「たまご・ひよこクラブ」営業開発
(3)「いぬのきもち」 事業開発
(4)ウィメンズパーク(子育てママ会員サイト450万人)事業開発
◇アドラー心理学講師(メンタルケア講師)
「アドラー心理学」をベースにメンタル力向上とチーム力向上にフォーカスしたコニュニケーション研修を開発、介護施設・保育施設中心にセミナーを実施。
(1)ICC国際コーチング連盟ライセンス取得実績
(2)ヒューマンギルドアドラー認定コース卒業実績
(3)「アドラー心理学」をベースにメンタル力向上とチーム力向上にフォーカスしたコニュニケーション研修を実施
(介護施設=3年連続の取り組みにより離職率19%→13%に改善等実績あり)
◇社団法人セーフティネットリンケージ 代表理事
2017年4月「みまもりあいプロジェクト」事業立ち上げ(現在アプリダウンロード者:40万人)
感情をコントロールするということについて

ストレスマネジメントにアドラー心理学を用いる効果について

過去に受講された方の参加後の満足度結果

対ご利用者、対家族、対上司・部下・同僚…など介護の現場では多くの人と関わり、人間関係によるバーンアウト(離職・退職)が絶えません。気持ちがマイナスの状態に落ちた時に、いかにプラスの状態へ導くのか、アドラー心理学を活用したアプローチを学びます。
<全ての会場で予定している当日の内容>
・対ストレスマネジメント力を高めていくためには
・「人」は「感情」の生き物!だからこそ「感情」のメカニズムを知る=「感情の見える化」
・「感情」の構造と「感情」の使い方
・自分の感情を理解し、他人と感情を伝え合える環境作り(価値観の理解、人と物の考え方)
・目的論と原因論の違い
・自分、他人の感情を俯瞰する力が身に付くことで「読み解く力」「推測する力」「受け止める力」が高まる など
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大阪・東京会場
直井 誠氏
- 講師紹介 -
直井 誠氏(なおい まこと)
埼玉県在住。
現在、主に認知症を対象とした古民家デイ2か所、商業施設内で予防事業のショッピングリハビリデイを運営し、代表、管理者、生活相談員、現場の介護職として日々奮闘している。また、地域活動で認知症啓蒙活動を頻繁に行っており、昭和の古民家ならではの独自の実践を地域に、専門職に、講演、セミナー、オレンジカフェなどを通じて伝え、地域を巻き込んだ事業を推進している。「社会性・関係性の回復により、生きる活力を取り戻し、在宅生活をいつまでも続けられるようになること」がモットー。
現場ケアでの自分の強み
利用者目線で考える生きがい意欲を向上する独自のプログラム
認知症の方への関わり方で重要視している点
事業所ではスタッフとご利用者という「役割交流」ではなく、人間対人間の付き合いである「感情交流」を大切についています。
認知症の方の残存能力を奪わないために介護・リハビリの専門職として実践している事
ご利用者を外側から見守るのではなく、密にかかわるようにしています。
講演の中で一番の参加しどころ
2025年以降の超高齢化時代に地域を守れる集団、人材になるということ。
メッセージ
「手がかかる」「うちでは難しい」…など他事業所で受け入れてもらえないというご利用者へ徹底的に関わり、充実した質の高いケアを提供して症状が維持・改善した実績が多くたまっていくことで、ご家族・地域に必用とされ自然と信頼を得ることにつながっていきます。その実践事例をお伝えいたします。
福岡会場
田中 兼浩氏
- 講師紹介 -
田中 兼浩氏(たなか かねひろ)
熊本県出身。
小さい頃より祖父母や通院先の待合室で、高齢者と交流することで中学校に進学する頃には「将来は介護の仕事を」と漠然と考えていた。その後、介護の専門学校に進学し実習先でもあった社会福祉法人青山会に就職。特別養護老人ホームで介護職、相談員として勤務。その後、同法人の居宅介護支援事業所でケアマネジャーとして勤務し平成22年より現職。豊富な現場経験・職域経験を活かし、高齢者の立場になって考え寄り添ったケアが提供できるマネジメントを実践されている。
現場ケアでの自分の強み
やる気・チャレンジ力
認知症の方への関わり方で重要視している点
高齢になってもその人らしさを発揮してもらうことを心掛けています。
「生きがい」や「人間らしさ」を引き出すために取り組まれている実践
高齢者になってもその人の「役割」や「居場所」など安心できる環境づくり。
講演の中で一番の参加しどころ
地震などの自然災害が発生した時に、認知症高齢者の方に事業所と地域で何が支援でき、以前と変わらぬ生活の質に近づけれるのか。
どうしたらその人らしく輝けるのか!認知症の方の人間性と社会性を高め活動意欲を引き出し、家族・地域の支える力を生み出す実践とその仕掛けについて具体的実践から学びます。
<3/3大阪・3/10東京会場で予定している当日の内容>
・認知症の高齢者が次々と維持、回復?デイの問い合わせが絶えない理由とは?
・なぜ、「人間性の回復」と「自分らしく生きる支援」が必要なのか
・具体的にデイで行われているケア&リハビリ実践事例を次々と公開
・朝から笑う、目線を外さない、全員と握手する、昔々の作業療法や和を大切にする仕掛け
・ご利用者の後ろから関わらない、寄り添うを超えるその人の世界観に入り込むとはどういうことか
・ご利用者の横を通りすぎない?見守り禁止?どういうことなのか。安心感と信頼関係に基づくケアとは
<3/17福岡会場で予定している当日の内容>
・熊本地震で被災し、引っ越し等で環境が変わった認知症の方が安心して生活を継続するために行ったこと
・自分の思うような会話がきる方が少なく引きこもりになった状況を打開するために行ったこと
・職員や周りの人と打ち解け本音を語り始めたときにすべき支援
・意欲の向上、新しいことへのチャレンジなど自己効力感が生まれた時の支援
・事業所、地域としてどのような支援や備えが必要なのか
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今川 由美子氏
- 講師紹介 -
今川 由美子氏(いまがわ ゆみこ)
広島県出身。
広島県立大門高等学校卒業後、川崎医療短期大学介護福祉科へ入学。短大卒業後、川崎医療福祉大学医療福祉科へ編入。2012年3月に川崎医療福祉大学を卒業後に株式会社QOLサービスへ入社。グループホームへ配属となり現在に至る。入居者の老化による重度化、グループホームでの看取りケアなど通所系サービスでは中々経験することがないことを経験する中で、ご利用者、ご家族の気持ち・想いに添ったケアがチームで提供できるようユニットリーダーとして日々研鑽している。
現場ケアでの自分の強み
元気
認知症の方への関わり方で重要視している点
本人の訴えに共感し、否定せず受容するようにしています。また表情や行動などいつもと異なる時は「隠れた想いがあるのでは!?」と考えながら接しています。
「生きがい」や「人間らしさ」を引き出すために取り組まれている実践
グループホームでは、入居者の老化や疾病により重度になっても、食事は美味しく食べてもらえるよう制限などをせず、好きなものが最後までできるだけ口から食べれるように支援しています。
メッセージ
「グループホームでもこれだけできる」という、自分たちがで行っている多くの事をできる限り分かりやすいカタチでお伝えいたします。
「ご利用者本人が望む最期」を実現するためには、周囲の理解と連携が重要となってきます。認知症の方が自分らしく最期まで病院以外の場所で生活し続けるための活動の工夫や看取り期の対応について学びます。
<全ての会場で予定している当日の内容>
・マズローの欲求段階を活用したプログラム、環境づくり
・認知症の方が活動しやすい器具、道具の工夫
・身近にあるもの活用して五感を刺激する(例:積極的に外へ出るためのセンサリーガーデン など)
・最期までその人らしく、人間らしく過ごしていただきたいというみんなの思い
・本人が人生を振り返れるケア【人生Bookの作成】
・好きだった事を家族と共に提供 など
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