第17回日本通所ケア研究大会(合同開催)第14回認知症ケア研修会in福山
実技分科会A
安藤祐介

安藤 祐介 氏

介護老人保健施設ゆうゆう
認知症フロア専属 作業療法士

【実技分科会A】2018年11月16日(日)13:15~15:15 【会場】広島県民文化センターふくやま

何度座り直しても座位が崩れる
ご利用者への車いすシーティング術

車いす座位の【傾き・ずっこけ・突っ張り】があり、何度座り直しても姿勢が崩れるご利用者に困っていませんか?この分科会では、普通型車いすに行う『安価な手作りシーティング』の数々を現場視点でお伝えします。

【分科会のポイント】

・バスマットとカッターで作る「坐骨サポート」

・三角ウレタンフォームで作る「骨盤サポート」

・車いすのゆがみが取れる「イレクターパイプ」

・ホームセンターにある「体圧分散クッション」

・「べニア板」と100均グッズで座面延長+たわみ防止

【本分科会での重点箇所】

時間も人手もお金もなくても「心地よい座位」は実現できるということ。

【メッセージ】

当時、私が就職した老健は平均介護度3.8の認知症利用者50名に対してモジュール型車いす2台という施設でした。ほとんどの方が体に不釣合いな普通型車いすに座り、傾いたりずり落ちたりしていました。そんな方々の暮らしを目にして、私は切ない気持ちでいっぱいでした。もっと心地よい座位で過ごせれば、いまより食事がおいしく食べられたり、楽しくレクに参加できたりするのではないかと思い、それがシーティングを学びはじめたきっかけです。古今東西の勉強会をめぐり、現場での実践を繰り返しました。施設には人手も時間もお金もなかったですし、一刻も早く結果を出したかったので、現場で本当に生かせる知識と技術以外はすべて切り捨てました。その結果、心地よい座位に必要なのは「たった3つの道具である」という結論に至りました。私がたどりついたシーティングは、決して百点満点の完成度とは言えません。しかし、現在施設を利用されている方の98%が整った座位姿勢で過ごせており、残る2%の方も日増しに座位が整ってきています。実技分科会では、そのシーティングノウハウをふんだんに詰め込んだ内容をお伝えします。利用者はきれいに座るために生活しているわけではなく、本人らしい生活を送るために「座位」が必要なだけです。満点とはいかなくても合格点の座位を目指し、利用者も職員も本当にやりたいことに力をそそげる現場をつくってみませんか。事業所に普通型車いすしかなくても何も問題ありません。すぐにでも結果が出せるシーティング、ご興味がある方は一緒に学びましょう。

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実技分科会B
石田竜生

石田 竜生 氏

日本介護エンターテイメント協会
代表/作業療法士

【実技分科会B】2018年11月16日(金)13:15~15:15 【会場】広島県民文化センターふくやま

認知症予防+下肢筋力改善を実施するBLトレーニング

脳と足を同時に鍛えるデュアルタスクの工夫

介護現場では座位時間が長く、座りすぎを防ぐためにも下肢の活動を増やす必要があります。また、様々な研究で転倒予防や認知症予防、パーキンソン病のリハビリには多重課題トレーニングが重要視されるようになってきています。この分科会では、楽しく様々なアイデア、道具を活用することで、ご利用者の心が動く脳と足を鍛えるデュアルタスクトレーニングを参加体験型で学びます。

【分科会のポイント】

・デュアルタスクを取り入れ、認知症・転倒予防を目指す

・「マンネリ・ネタ切れ」の悩みを解決するコツ

・心が動けば体が動く!まずは楽しいからはじめよう

・いつもの体操をちょっとした工夫でガラリと変化

・笑って動いて認知症・転倒予防

【機能訓練の視点を取り入れたレクアクティビティの展開で気を付けている事】

心が動けば体が動く!すべてのレクアクティビティには意味があり、機能回復へと繋がっています。問題なのは、スタッフがそれに気が付いていないことです。スタッフの意識改革・効果的な動機づけ・目標設定の方法を学んでもらい、今後のレクに活かしていただければと思います。

【機能訓練やレク・活動を行う際にご利用者のモチベーションを高める方法】

「幼稚だと思われる」「マンネリ化する」などの問題点を解決していきましょう。動機づけやレクの公式、既存のレクにプラス1でクオリティを上げる方法を学んでもらい、モチベーションupのヒントを持ち帰って頂ければと思います。

【本分科会での重点箇所】

レクのお困りごとである「進行方法が分からない」「ネタがない」「マンネリ化」「幼稚だと思われる」「人前で何かをするのが苦手」すべてからの脱却を目指しましょう!

【メッセージ】

レクアクティビティの「やり方」ではなく「あり方」を学びましょう。新しいものを生み出そうとして悩む必要はありません。ちょっとの視点の変え方や表現方法を変えるだけで、今までのレクが機能回復へ繋がるものへとガラリと変化します。

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実技分科会C
安藤祐介

安藤 祐介 氏

介護老人保健施設ゆうゆう
認知症フロア専属 作業療法士

【実技分科会C】2018年11月16日(金)16:00~18:00 【会場】広島県民文化センターふくやま

ゆうゆう流!ワンランク上のADL介護技術

認知症がある利用者への心地よい食事介助、排泄介助、入浴介助

何気なく行っている日々の介助を『ほんの少し工夫』するだけで利用者さんが「心地よい」と感じられるワンランク上のADL介護技術を、食事・排泄・入浴場面ごとに具体的にお伝えします。

【分科会のポイント】

・食事/水分摂取時のムセ込みが減る『待つ、撫でる、添える介助』

・食事/認知症の人がパクパク食べてくれるゆうゆう流スプーンテクニック

・排泄/便器に斜め座りにならない移乗方法&手すりの持ち方

・排泄/オムツ対応の方でもトイレで30秒以上立位保持ができる介助法

・入浴/機械浴ゼロ!入所利用者47名が家庭浴に入っている現場を紹介

【認知症の方へのアセスメントで必要な視点】

「認知症」という病気に注目しすぎず、まず人としての視点を大切にすること。毎日その方の表情・言葉・姿勢・動きを気にかけ、微差な変化を感じ取ること。

【アプローチの変化によって、ご利用者の状態が変化した事例】

・ポジショニングを変えた結果、重度認知症の方の座位の崩れが直り、移乗時の立位が良くなった。(安静のポジショニング→安定のポジショニング)
・食事介助する位置を変えた結果、重度認知症の方が集中して食事できるようになった。(正面からの介助→後方からの介助)
・活動内容を変えた結果、重度認知症の方の覚醒が高まり表情に活気がみられるようになった。(個別の活動→集団の活動)

【本分科会での重点箇所】

認知症ケアの勉強ではあるが、認知症という病気・症状に注目しすぎると人のケアという視点がおろそかになる。人を大切にすれば、おのずと認知症ケアはうまくいく。人を、自分を感じながら参加して頂ければと思います。そういった内容を取り組んでいます。

【メッセージ】

「認知症ケアは、私ひとりが頑張ってもうまくいかない」そんなことはありません。たった1人の力でも、いいケアは実現できます。組織や会社のしがらみでどうにもならないこともあります。それでも、あなたができること、発揮できる力がまだまだたくさんあることに気づいてください。今回はそのケアの可能性をあなたと一緒に見つけていきたいです。「どうケアするか」よりも「どんな想いでケアするか」。

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実技分科会D
野田和美

野田 和美 氏

NPO法人日本介護福祉教育研修機構
認定講師/理学療法士

【実技分科会D】2018年11月16日(金)16:00~18:00 【会場】広島県民文化センターふくやま

姿勢が崩れやすい方の立位・歩行トレーニング

介護現場で実施する頻度が最も多い訓練が「立位」「歩行」です。この分科会では、立位~歩行訓練の進め方を理解し、ご利用者に合わせた訓練プログラムが実践できることを目指します。

【分科会のポイント】

・歩行の基礎知識と評価(歩行分析の視点)

・基本的歩行訓練と応用歩行訓練

・疾患別歩行訓練の進め方

・立位訓練(片麻痺、パーキンソンの方など)

・新しい視点のバランス・歩行訓練

【セラピストとしてご利用者に関わる上で心がけていること】

「真のニーズは何か」「現状のままでいいのか」「どうしたらご利用者のできることが増えるか」「生活の幅が広がるのか」など、ご利用者の可能性が広がる関わり方を実践しています。

【機能が改善したご利用者からの言葉】

「普段動かさないところを刺激するのでスッキリする」「体が温まる」「食事がしやすくなった」などの声をいただくと専門職冥利に尽きます。

【本分科会での重点箇所】

「なぜ●●が大切なのか!?」の意味が理解できます。セラピストがその意味を介護スタッフに正しく伝えることができれば、介護スタッフもADL・IADLの評価ができるようになり、ご利用者の行動や状態が生活動作にどのように影響するのかが分かるようになるので、専門性・連携がより深まります。

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実技分科会E
井上智文

井上 智文 氏

社会福祉法人まり福祉会
まりデイサービス内海 作業療法士

【実技分科会E】2018年11月17日(土)10:00~12:00 【会場】広島県民文化センターふくやま

介護職だからこそ実践できる機能訓練

小集団での身体機能向上プログラム

本分科会では、“身体機能向上プログラム”を、“その人らしさ”“生活・活動”につなげるためのポイントを解説し、参加される皆さまに実践していただきます。

【分科会のポイント】

・機能訓練の“幻想”??? 

・明日から使える! 生活・活動につながる“心身”機能向上プログラム

・知って得する! “運動” “各種評価”豆知識!!

・まりデイ内海での自己効力感!アップ!“その人らしさ”へのプログラム紹介!

・実践! 皆で考えよう! やってみよう! “心身”機能向上プログラム”

【介護職が機能訓練に積極的に取り組むための最重要ポイント】

“日常生活”の中で可能な機能訓練が沢山あることを知っていただく事。また利用者の目標を実施者が的確に把握し、目標達成に向けて一緒に取り組むことが大切。利用者・実施者が一緒になって、成功体験を積み重ねることで、利用者の“やりがい”を引き出し、それを実施するスタッフも達成感を感じることが大切。

【多職種協同での成果が出た事例】

集団体操・デイでの活動を促進する為、全スタッフで2017年12月頃よりMTGを繰り返し、2018年2月頃から全スタッフで取り組んでいる。その結果、全スタッフに、集団体操の目的理解、利用者に応じたデイでの活動が促進され、スタッフ間の相互理解・教育にも効果があった。

【本分科会での重点箇所】

個別機能訓練、集団体操は、“訓練”“メニュー”のイメージで目的になっているが“手段”の一つである。これに関わるスタッフが生活リハビリ的視点をもち、利用者の生活史、社会的背景を含めた日常生活動作・活動を促進する事が大切であり、これらを参加型ワークショップで伝えていきたい。

【メッセージ】

個別機能訓練、集団体操は、『どんな体操がいいか?』ではなく、『誰を対象に、どんな目的で、普段の生活・活動を活かすか?』がポイントだと思います。皆さんが、訓練、体操の為に特別な事をしなくても、日常生活に、『機能向上の要素、活動・参加につながる可能性』があることを知っていただければと思います。

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実技分科会F
藤井恵

藤井 恵 氏

しなやか呼吸日和主宰
呼吸アドバイザー

【実技分科会F】2018年11月17日(土)10:00~12:00 【会場】広島県民文化センターふくやま

身体や心の不調を改善する呼吸法

高齢者の心と体の不調を「姿勢」と「呼吸」に焦点を当て、無意識の呼吸を深くゆったりとしたリラックスの呼吸に変え、生活行為、QOLを高めるための呼吸法をワークショップ形式で学びます。参加体験型で学ぶから、介助する側も知識・技術が身につき、目からウロコの情報が満載です。

【分科会のポイント】

・呼吸法とはどんなものか

・呼吸と身体、心の関係

・自分の普段の呼吸を観察する

・誰でもできる「寝る」呼吸法

・深い呼吸ができるための姿勢のポイント

【意識して呼吸をする際に気をつけるべきところ】

・息を優しく丁寧に吐くこと、やわらかい呼吸をすること
・無理やり呼吸をコントロールしようとしない
・自然に深まっていく呼吸を感じること

【呼吸改善でおこるメリット】

体温UP、血流UP、頭痛、肩こり、腰痛などの痛みの改善、良眠、疲れにくくなる、便通がよくなる、視力UP、イライラ、不安の改善、心がすっきりする、自分に向き合えるようになる、自分に気づけるようになるなど、心身の不調の改善につながります。

【本分科会での重点箇所】

まずは、参加者の方が心も身体もゆるんでリラックスし、やわらかい呼吸ですっきりすることを体感していただくことができる。

【メッセージ】

呼吸は本来、気持ちがよいもの。深いリラックスの呼吸で身体も心も内側からゆるんで、ふんわり軽くなることを一緒に体感してみましょう。

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実技分科会G
山口健一

山口 健一 氏

株式会社バイタル
エフステージ白木 作業療法士

【実技分科会G】2018年11月17日(土)13:15~15:15 【会場】広島県民文化センターふくやま

活動と参加を改善するケアレク

日ごろ行っているレク・プログラムを、ご利用者の生活行為や意欲を向上するための【生活機能再創造プログラム】として、現場実践できる提供方法やアプローチを参加体験し、レクを行うことを目的とするのではなく、レクは「手段・ツール」であるということを再認識していただきます。

【分科会のポイント】

・生活意欲が低下する原因を考えよう

・「できた」「楽しかった」という体験を通して生活意欲の向上を目指すレク

・楽しく基本動作アップレク

・なんだか元気が湧いてくるレク

【現場ケアでの自分の強み】

「できない」と決めつけてアプローチをしないこと。

【本分科会での重点箇所】

レクやアクティビティがトレーニング・機能訓練につながるまでのプロセスや在宅生活を改善するためのプログラムにつながる工夫を知ってほしいと思います。

【メッセージ】

明日からすぐにでも使える活動や考え方やアイデアをご紹介したいと思います。現場で行っていることを分かりやすく説明したいと思います。ニードや気持ちを合わせる工夫などをお伝えしたいと思います。

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実技分科会H
城野香也子

城野 香也子 氏

NPO法人日本介護福祉教育研修機構
認定講師/言語聴覚士

【実技分科会H】2018年11月17日(土)13:15~15:15 【会場】広島県民文化センターふくやま

口腔・嚥下・顔面の機能維持・改善のための
小集団トレーニングの実践と手技

呼吸、口腔、顔面、嚥下、発声に分けてそれぞれのトレーニングを集中的に実施し、口腔機能全般を維持・改善することでフレイル予防につながる実践を体験していただきます。

【分科会のポイント】

・呼吸機能低下を防ぐトレーニングの体験と簡単にできる評価

・口腔、顔面機能低下を防ぐトレーニングの体験

・発声機能低下を防ぐトレーニングと声量を維持する体操の体験

・嚥下機能低下を防ぐトレーニング

・誤嚥予防のレク・体操の体験

【現場実践で心がけていること・気をつけていること】

まずはご利用者自身のことを知り、困っていることや悩みに共感できるようにしています。また、ご利用者の生活環境などにも配慮した支援ができるよう関わっています。

【メッセージ】

呼吸・嚥下・発声は生活に大きく関係している部分です。口腔内を清潔に保ち、口腔機能を維持していくことで、いつまでも美味しく口から食べることができる。それをどのように伝え実践していくのかということをお伝えできればと思っています。

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実技分科会I
中川慎司

中川 慎司 氏

ライフキネティック日本支部
ライフキネティックマスタートレーナー

【実技分科会I】2018年11月17日(土)16:00~18:00 【会場】広島県民文化センターふくやま

認知機能の改善!
脳科学と運動科学を融合させたトレーニング

誰にでも行える運動と脳トレを組み合わせたドイツ式脳活性トレーニングを参加される皆さまに実践していただきます。

【分科会のポイント】

・ライフキネティックが考える動きと脳の関連性

・マルチタスク+楽しい+○○が必要?

・施設、現場での実施状況と声

・目の老化、機能低下は転倒、食べこぼしにつながる

・体、目、脳を使った実技体験

【ライフキネティックとは】

全ての人の脳機能を改善する目的で、10年以上前にドイツで生まれた、「運動+脳トレ」のエクササイズです。身体制御・視覚・認知機能を総合的にトレーニングすることで、脳の活性化を目的とする。ドイツでは中高齢者だけでなく、学校での子供たちへの教育、アスリートなどにも導入されています。

【運動と脳トレを組み合わせたエクササイズをご利用者レベルで実践するコツ】

個性、特性を把握し体力や目的に合わせて自由にエクササイズを調整、作成できます。

【本分科会での重点箇所】

マルチタスクを楽しく行うことが脳機能の全体の活性化に繋がるのか?
日本にある、運動と脳トレを組み合わせたエクササイズとは、一味違う内容をお伝えします。

【メッセージ】

日本ではまだ聞きなれない言葉かもしれませんが、ドイツで生まれたこのエクササイズは、ヨーロッパ、アメリカでも活動している指導者がいます。皆さんの体と脳で、見て、聞いて、体験してください。

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